狩矢警部系列6 燃燒的新娘的劇情簡介 · · · · · ·
狩矢家に意外な居候が飛び込んできた。和美(前田亜季)のメル友でアメリカ副大統領の娘、キャサリン・ターナー(勝野雅奈恵)である。日本の文化を研究するためホームステイするのだという。澄江(山村紅葉)は大歓迎だが、狩矢警部(船越英一郎)は相談もされておらず複雑な心境だ。
ところで狩矢は化學繊維會社社長・田原雄一郎(三浦浩一)が、次期國會議員の候補者に名乗りを上げ選挙活動を活発にしながらも、その裏では暴力団とのつながりを強めていることが気になっていた。田原は元妻の千花(古村比呂)と共に畫期的な化學繊維を開発して事業を広げたが、千花との離婚後、デザイナーの石野マリ子(高橋かおり)、モデルの水木理沙子(美元)、女優の多岐村みどり(小嶺麗奈)という愛人がおり、派手な私生活が取り沙汰されていた。狩矢の舊知の正義感の強いジャーナリスト、村松博也(山田辰夫)はそんな田原の不審な動靜を探っていた。その村松が重要な話があると狩矢に伝えてきたにもかかわらず、姿を消した。そして數日後、松村の痛ましい他殺死體が発見され、狩矢は愕然とする。
胸騒ぎのする狩矢をよそに、田原の會社のブライダル・ファッションショーが華やかに開かれた。和美とキャサリンが會場に足を運ぶと、狩矢の部下の皆川悠子(雛形あきこ)の姿があった。そこに突然響く悲鳴。モデルの控え室で火災が発生し白煙が立ち込める。控え室では悠子の知り合いのモデル、水木理沙子が全身を炎に包まれており、理沙子は無慘にも焼死する。可燃性の高いドレスの素材にタバコの火が燃え移った事故のようにも考えられたが、狩矢には疑問が殘った。